甲府の料亭に行ってきました。

先日、仕事の関係で食事をすることになりました。

落ち着いた話をするには、

さて、どこのお店にしたものか……

会社の上司が1度だけ行った事があるというので、

旬料亭 まつ川

山梨県甲府市 JR甲府駅北口 徒歩4分

にしました。

料亭ですよ、料亭(笑)

電話を入れると、

今年の1月から営業を再開しているとのことでした。

「一人4000円からのコースになりますが、それでもよろしいですか?」

「はい、分かりました」

ちょっと奥にあり、

目立たない店づくりでした。

1月からの営業の再開とありましたが、

後で理由が分りました。

海外で、日本料理を知ってもらう機会を得て、
27年6月より2年間休業して、

夫婦で、

シニア海外協力隊として日本料理を広めに行って来たのでした。

シニア海外ボランティア

1990年に国際協力事業団(後の国際協力機構 (JICA))によるシニア協力専門家として発足。1996年に現在のシニア海外ボランティアに改称された。2012年9月末現在まででは、派遣国が計69ヶ国、派遣隊員数は延べ4,982名となっている。

青年海外協力隊のシニア版であり、開発途上国の未来のために豊かな知識や経験を生かしたいと志望する40歳から69歳までの中高年者が対象となる。

専門家としての高度なスキルを要求され、採用のハードルは協力隊より高い。

シニア海外ボランティアから帰って来てから、

一品料理を作るのが面倒になってしまい、

今は、

予約のコース料理しかやっていないようです。

お昼の時間。

次から次、お客さんが来るのですが、

予約ではなかったので断っていました。

昼の時間、

飛び込みで料亭に来るお客さんがこんなにいるんですね。

席は椅子席でした。

「旬料亭 まつ川」の 起源

昭和初期、母方の祖父 初代 武田秀一が東光寺山腹において「三楽荘」という温泉料亭旅館を開業したのが、始まりです。美味しいお料理、ゆったりとした温泉、芸者さんの芸などの三つの楽しみのある処 まさに「三楽荘」。県内の名士の社交場でした。

その後、芸者さん達のお膝元である若松町に、料理屋「松川」として移転しました。

更に広い敷地を求め錦町に移転。初代 武田秀一の長男 榮一が二代目「松川」の後を継いでいましたが、戦争の犠牲となり戦死。「松川」は戦火に焼かれ、高価な食器類も全て消失してしまいました。戦後、数十年を経て、孫である三代目店主があたらしい時代の「旬料亭 まつ川」として営業を始め、今日に至っています。

当時の「松川」は、格式の高い老舗の主人だけで構成する無尽講のメンバーの一人であったそうです。昭和十五年から始まった「魚水会」という十四店の店主の無尽講で、戦前、芸者を出入りさせる事の出来る「甲種料理業の団体」という性格を持っていたという事です。しかし、戦後、二代目店主 榮一が戦死した為、「松川」はやむなく閉店し、「魚水会」も脱退する事となりました。
因みに「魚水会」は当時の主人達の次の世代が育ち、「昭和」から「平成」と今も形を変えて老舗のつながりは続いているそうです。

しかし、閉店後も、母方の実家であった「松川」の話は、名店として語り継がれ、その頃、幼かった主人の心に「まつ川の種」が蒔かれたのではないでしょうか。
成人し、某大手会社のトップセールスとして過ごすも、心の中のその「種」は、沸々と芽を出し始めておりました。「いつかは商売をしたい」熱意から脱サラを決意。初めて知る職人の世界。食事も喉を通らない程、悩んだ修行時代。「やめようか」と思った時、脳裏に浮かんだ妻と子供達の顔。店を開く時には、祖父の店「松川」の屋号でと決めておりました。
そして創業から早15年。あの頃の心は今も変わりません。料理屋だから、おいしくて当たり前。人工的な物を使えば、安価で提供できる時代。だからこそ、本物にこだわりたい。お出汁にも鰹節より数倍割高の「マグロ節」を使うのは、まろやかで上品なまつ川の味を作りたいからなのです。
「鮪節」は一般市場には出回らないので、勘違いされたお客様に「漢字間違ってますよ」と指摘された事もありました。安全で安心して召し上がって頂きたいから、自然な物を使い本物をご用意したい。毎月替えてきた献立数は2千種を超えました。新しい物を「産み出す苦しみ」は勿論ありますが、おいしいと言って下さる「お客様」がいるから、手は抜けません。
本物を知って頂く事が、まつ川の使命なのかも知れません。
「まつ川の種」が根を張って大きく茂るまで、「甲府北口に名店あり」と言っていただけるその日まで、「料理は人柄」を座右の銘として一歩、一歩お客様と共に歩み続けていきます。

喧騒から離れた静かな空間

旬の食材にこだわり

五感で四季を愛でる

ゆったりとした贅沢な時間

五感で楽しむ料亭

…それが「まつ川」

懐石料理

前菜 造り 椀  煮物 食事 甘味

懐石料理は食べ慣れていなかったので、

終始、こういうものなのかと自分に言い聞かせながら頂きました。

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