ゆるキャラの ゆるくない現実

全国のご当地キャラクターが集う

「ゆるキャラグランプリ(GP)2018」で、

三重県四日市市が、

市のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」をグランプリにしようと、

市職員を動員して組織票を投じていることが、毎日新聞が入手した内部資料で判明した。

フリーメールなどのアドレスでIDを大量取得し、票数を稼いでいた。

職員は部局ごとに投票を割り振られており、「度を越している」と疑問視する声も内部から上がっている。

これは、

日を追って深刻な事態であることが分かってきた

障害者雇用に指導的役割を果たさなければならない

中央省庁や地方公共団体による

「障害者雇用水増し不正」問題と同様に、

(国土交通省や総務省などの中央省庁が障害者の雇用割合を42年間にわたり水増ししていた、信じがたい背信行為。)

行政がやっちゃいけんこんだと思います。

* * * *<引用>

<ゆるキャラGP>四日市市が組織票 市長号令、ID配分

11/9(金) 6:30配信

ゆるキャラGPは8月1日から投票受け付けを開始。今月17、18日に東大阪市で開催されるイベントでグランプリが決まる。11月1日時点で2267万票が寄せられ、自治体のキャラクターが競う「ご当地部門」は1位がこにゅうどうくん、2位は福岡県大牟田市の「ジャー坊」、3位は大阪府泉佐野市「一生犬鳴!イヌナキン!」で、この3体が他を大きく引き離して接戦を繰り広げている。

毎日新聞が入手した四日市市の内部資料によると、担当の観光交流課が万単位のメールアドレスを各部局に割り振り、多い部局では3000超に達した。本来はアドレスごとに割り振られたIDで1日1回投票できるルールだが、同市では部局ごとに連日大量の投票をしている。

市関係者によると、8月末から管理職を集めた会議が開かれ、投票指示が本格化した。初会合で森智広市長は「私は8月に1日30票投票した。9月から10票積み増す」と発言。担当課長も「IDを1万個は持っている。どしどし渡したい」と述べた。各部局は投票に追われており、管理職の一人は「投票で勤務時間を割かれている。税金で働いている身なのに、明らかにエスカレートし過ぎだ」と悲鳴を上げる。

ゆるキャラGPの実行委は「不自然な投票は確認し、IDを削除している」とし、一般論として「目的はあくまで地域活性化。1位が目的化すると間違った方向に行く」と警鐘を鳴らす。同市の担当者は毎日新聞の取材に大量のIDを取得した事実は認めつつ、「あくまで各部局への協力依頼で無理強いはしていない。投票手法の是非は実行委が判断すること」と弁明している。

◇大牟田でも「業務の一環」

現在2位の「ジャー坊」の福岡県大牟田市も、約1万件のIDを取得していた。広報課の担当者は取材に対し「パソコンなどの操作に不慣れなお年寄りが投票できるよう、公民館などに置いている端末で使うIDを用意した」と説明した。一方で、取得したIDの一部を使い市職員が投票していることも認めた。「市の人口は約11万人。人口規模の大きい自治体とどうやったら競い合えるかを考えた。将来の街づくりに向けたプロモーション業務の一環だ」と強調した。

同3位の「イヌナキン」を擁する大阪府泉佐野市も、担当課がフリーメールのアドレスでIDを取得し、希望する職員に渡していた。市から複数のIDを得た職員はいるが、市は「不具合でIDを取得できなかった場合などに対応したもので、大量得票を狙ったものではない」と説明する。

◇みんなにエール

2011年の第1回ゆるキャラGPで1位に輝いた熊本県のPRキャラクター「くまモン」は「子供なので難しいことは分からない」(県の担当者)が、現在グランプリを戦っているゆるキャラたちに、「みんなでゆるキャラグランプリを盛り上げてほしかモン」とエールを送った。

一方、人気キャラクター「ひこにゃん」を擁する滋賀県彦根市の大久保貴市長は「ゆるキャラの世界も激しい競争にさらされている現状の表れだ。ひこにゃんはゆるキャラGPには出ておらず、そういう競争とは一線を画した世界でこれからも愛されていきたい」と話した。

◇役割終えつつある

小竹裕人・群馬大准教授(公共政策論)の話 組織票に頼らざるを得ないのは、そのゆるキャラの魅力が足りないためだ。地域のイメージを打ち出す点で役割を果たしたゆるキャラだが、訴求力のあるキャラは既に出尽くしており、役割を終えつつあると言えるだろう。各自治体はゆるキャラに頼らず、地域の良さを、背景のストーリーとともにどう発信できるかが問われる時期にきている。

【ことば】ゆるキャラグランプリ(GP)

全国の地域や企業のキャラクターの頂点を決めるイベント。2011年に始まり、自治体ごとのランキングを決める「ご当地部門」と、企業間で競う「企業部門」がある。ご当地部門では、過去に熊本県の「くまモン」や愛媛県今治市の「バリィさん」、群馬県の「ぐんまちゃん」などがグランプリを獲得した。

* * * * *<引用お終い>

福岡県大牟田市の

“「市の人口は約11万人。人口規模の大きい自治体とどうやったら競い合えるかを考えた。将来の街づくりに向けたプロモーション業務の一環だ」と強調した。”

その気持ちはよく分かる。

博士も大都市とどう戦うかその悔しさは骨身に染みている。

「甲州戦記サクライザー」をはじめ、

「熱中ポカリ」

「Jリーグマスコット総選挙」、

「JR東日本お土産グランプリ」等などを戦ったことがあるからだ。

必勝!「Jリーグ マスコット総選挙」

がんばれ!ヴァンくん!「マスコット総選挙」2

がんばれ!ヴァンくん!「マスコット総選挙」3

がんばれ!ヴァンくん!「マスコット総選挙」4

がんばれ!ヴァンくん!「マスコット総選挙」5

がんばれ!ヴァンくん!「マスコット総選挙」6

がんばれ!ヴァンくん!「マスコット総選挙」7GO!GO!だいじんさん

がんばれ!ヴァンくん!「マスコット総選挙」8<本日最終日>

「Jリーグマスコット総選挙」、ありがとうございました。

その上で、行政の万単位のフリーメールによる組織ぐるみのやり方は、

方向性が違うと思う。

一人一人に呼び掛ける、

マスコット総選挙の戦いの『街頭キャンペーン』も、

周囲からは、

“焼け石に水”と揶揄されているのは知っている。

だけど、

地域を巻き込んでの勝利でなければ、意味がない。

地方都市が勝つというのは、

法の網の目をくぐる様な、

そんな“さもしい”根性ではないはずだ。

純粋にゆるキャラが好きな人の一票を

税金を使って、

踏みにじろうとしているわけで、

第1回ゆるキャラGPで1位に輝いた熊本県のPRキャラクター「くまモン」も、

「子供なので難しいことは分からない」(県の担当者)

「みんなでゆるキャラグランプリを盛り上げてほしかモン」などと云っていないで、

「ゆるキャラをなめたらいかんぜモン」

「こすいことばかりやってると、自分たちの誇りまでなくしてしまうモン」

「そろばん勘定ばっかりだと、人間が小さく、醜くなるモン」

「そんなことをやっている限り、地域の活性化は無理だモン」

ぐらいのことは云って欲しいものだ。

恥(はじ)ということを考えたかどうかは分からないが、

甘い誘惑をグッとこらえるのが大人ではないだろうか。

やるべきことは、

フリーメールではなく、

市民の皆さんにゆるキャラの魅力を伝えることではないだろうが。

その上で、市民の皆さん一人一人の意識が変わることが、

地域の活性化につながる。

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コメント

  1. あづみ より:

    わたしが個人的に勝手に応援してる埼玉県志木市に生息する「カパル」は、市公認キャラではありません。
    市民会館や公民館を運営している「公益財団法人 志木市文化スポーツ振興公社」とやたら長い戒名・・・じゃなくて組織名のキャラクターです。
    ふっかちゃんの嫁と言ってるから女の子なのかと思いきや、性別はないそうで。
    職員がキャラがあったらいいよね、カッパ伝説あるからこんな感じ?とメモ帳に書いたのが始まりだったとか。でも、10年近くお蔵入りしてたそうです。詳しくは公社のHP見てください。
    で、去年映像部門で1位を取得したんだけど、今年でゆるキャラGPは最後にするから、てっぺん取りたい!と叫んだんです。
    全国にいるカパラーさんと呼ばれるファンたちが、頑張ってました。だんだんと市役所も応援ムードになったようです。

    四日市市のようなことはないですね。
    組織票あるなら得票数もっと行ってるはずです。
    カパルは順位が見えてる時は4位でした。でも上位3位の得票数がものすごくて、どうしたらこうなるのかなあって思ってました。

    複数のIDを持つことは禁じられてるわけじゃないですのでなんとも感じません。ただ、割り振るってなに?って思いますね。
    カパルやアテンドの方は「うちはたかが知れてる人数だから、組織票なんて絶対無理!地道に呼びかけるしかない」って話してました。

    わたしは志木市に住んでいたことがあるし、公社の関係者も昔お世話になった人なんだけど、ぶっちゃけ不正してまで戦うような人じゃないから。
    てか、報道を聞いた時、キャラさんたちは頑張ってるのにすごく可哀想な話だなあって思いましたよ。

    てっぺん取って終わりじゃないんですよね。ゆるキャラGPもB級グルメもそこからどう進むかだと思います。

    また長々とすみません。