地方病 世代を越え引き継がれた戦いがあった

先日は、

お客さんと”地方病”の話題になった。

山梨に住む70代の方にはこんな経験があるという。

小学校の低学年の頃、

「空き缶を持ってくるように」と学校に云われた。

みんなで、田んぼのあぜで、

空き缶と割りばしで、

ミヤイリガイ(宮入貝、別名カタヤマガイ)を拾った。

地方病 (日本住血吸虫症)とは

地方病(ちほうびょう)とは、日本住血吸虫症にほんじゅうけつきゅうちゅうし山梨県における呼称であり、長い間その原因が明らかにならず、住民に多大な被害を与えた感染症である。

日本住血吸虫症とは住血吸虫科に分類される寄生虫である日本住血吸虫にほんじゅうけつきゅうちゅうの寄生によって発症する寄生虫病であり、ヒトを含む哺乳類全般の血管内部に寄生感染する人獣共通感染症でもある。日本住血吸虫はミヤイリガイ(宮入貝、別名カタヤマガイ)という淡水産巻貝を中間宿主とし、河水に入った哺乳類の皮膚より吸虫の幼虫(セルカリア)が寄生、寄生された宿主は皮膚炎を初発症状として高熱や消化器症状といった急性症状を呈した後に、成虫へと成長した吸虫が肝門脈内部に巣食い慢性化、成虫は宿主の血管内部で生殖産卵を行い、多数寄生して重症化すると肝硬変による黄疸腹水を発症し、最終的に死に至る。

かつて、甲府盆地に暮らす農民の多くは正体が分からず目に見えない地方病の恐怖に脅えながら暮らしていた。

病名および原虫に日本の国名が冠されているのは、疾患の原因となる病原体(日本住血吸虫)の生体が、世界で最初に日本国内(現:山梨県甲府市)で発見されたことによるものであって、日本固有の疾患というわけではない。日本住血吸虫症は中国フィリピンインドネシアの3カ国を中心に年間数千人から数万人規模の新規感染患者が発生しており、世界保健機関 (WHO)などによって2017年現在もさまざまな対策が行われている

日本国内では、1978年(昭和53年)に山梨県内で発生した新感染者の確認を最後に、それ以降の新たな感染者は発生しておらず、1996年(平成8年)の山梨県における終息宣言をもって日本国内での日本住血吸虫症は撲滅されている

世界には日本住血吸虫症だけでなく、さまざまな住血吸虫症があるが、

日本は日本住血吸虫症のメカニズムを世界で初めて解明しただけでなく、撲滅・制圧を成し遂げた世界唯一の国である

その中心的役割を担った山梨県では、

2005年(平成17年)に開館した山梨県立博物館の常設展示に「地方病」に関するコーナーが設けられ、

中巨摩郡昭和町では、旧杉浦医院の建物を利用した地方病資料館(風土伝承館杉浦醫院)が2010年(平成22年)に開館した。

こんなツイートがありました。

Hiroshi Sasaki

ナメクジを食べる→死に至る、という寄生虫症の恐ろしいニュースが駆け巡る中、かつて山梨県であった医師と寄生虫病(日本住血吸虫症)の闘いの歴史を貼っておきます。日本版Wikipedia史に残る名記事(誰が書いたのだろう)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E6%96%B9%E7%97%85_(%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BD%8F%E8%A1%80%E5%90%B8%E8%99%AB%E7%97%87) …

雀坊。/飯盛大

書いたのは、山梨在住のさかおりさん。他にも優秀な記事をたくさん書かれている。

Hiroshi Sasaki

さかおりさんという方が執筆された記事だと教えてもらう→利用者ページを見に行く→「八丈小島のマレー糸状虫症」というまた別の秀逸記事に行き着く→仕事が進まない(イマココ)ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%80%85:%E3%81%95%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8A …

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コメント

  1. あづみ より:

    地方病は撲滅しましたが、かつてその病気になり治療をした方が大勢いらっしゃいます。

    そして、それが原因かどうかはわかりませんが、癌で亡くなるご年配の方が増えているように思います。

    職場のある中央市はそれこそ地方病患者がたくさん出た場所です。
    特に盆地にある旧玉穂町、旧田富町は多かったと聞いています。

    旧豊富村はどうかと思い聞いてみたら、田んぼの多い地域は多かったそうです。
    生産者さんの妹さんは結婚してから発病したのだけど、なかなか病気がわからず、お医者様がなんとなく「生まれはどこなんだ?」と尋ね「豊富村の浅利です」と答えたところ、それなら地方病かもしれないと特効薬を処方してくれて助かったとか。
    お医者様が地方病がどの地域で発生してるか理解していてくれて本当に良かったと教えてくれました。

    そんな豊富の方がここ数年で何人も亡くなられました。
    癌患者が増えてると聞いてはいましたが、なんでみんな癌なんだろう?いや当たり前なのかなあ、と思ってましたが、その中にそういえば若い時に地方病になったと話してた方がいたなあ、あれ?まさかそんなことが?

    ちょうど同年代の方でいろいろ知っていらっしゃる方とお会いしたので、思い切って聞いてみたら、「ああ、それはあるかもしれないなあ。自分も地方病の注射を受けたことあるけど亡くなった人は一緒に受けてた人が多かったよ」と。

    新規の患者は確かに発生していないし撲滅した病気ですけど、今も苦しんでる方はいらっしゃるんですね。

    撲滅して下さった先輩方に感謝しかありません。