堺屋太一さん死去。 ご冥福を

「団塊の世代」などの小説で知られ、

平成10年から2年間、経済企画庁長官も務めるなど、

政治や経済、文芸など、幅広い分野で活躍した堺屋太一さんが、

2月8日、多臓器不全のため亡くなりました。

83歳でした。

堺屋太一さんは経済系の作家であり、

そして、”プロレスファン”の鑑ともされる人物です。

中でも女子プロレスは黎明期からのファンであり、

堺屋さんにとってひとつの理想形レスラーとする尾崎魔弓選手のファンでもありました。

大阪万博を企画し、大成功に導いた官僚がいると知り、初めて会いに行った。彼には豊富なビジョンがあり、官僚っぽくなくて、極めて率直に何でも話をしてくれる人だった」(田原総一朗さん)

「“万博”ということばを誰も知らない時期から、ふるさと大阪の経済的な地盤沈下を食い止めるため、役人としてプランを立て実現にまで至ったことには驚かされます」

現在、NHKで、

ドラマ10「トクサツガガガ」 が放送されています。

その中では、オタクであることを隠しながら生きている生態が描かれています。

特撮ORゾンビ 今、NHKのドラマが熱いぜ

しかし、堺屋太一さんはーーー

ふつう”女子プロレス”ファンなんて言うと、

世間から白い目で見られるにもかかわらず、

しかも、
大臣にもかかわらず、

堂々と私は女子プロファンと公言していた堺屋長官は 、
ある意味凄い。

2000年12月。

堺屋太一さんが、「ニュースステーション」(テレビ朝日)で、

経済企画庁長官を辞めるに あたっての取材を受けている最中、

「週刊プロレス」を手にとって
「任期中も週プロだけは毎週読んでました」と発言。
非難を恐れず、任期中にも、

SPを引き連れ女子プロを観戦しに来ていました。

堺屋さんは著書の中で、

「日本の戦後の経済は、規制の多い大相撲方式でこれは もう限界にきている。今こそ欧米型の規制の少ないプロレス方式に移行すべし」

といった 意見を述べていた。

プロレスは規制が少ないから創意工夫次第で誰でものし上がれる事を、

非常に評価していた。

「何で女子プロレスが好きなんですか? 」
という嫌らしいレポーターの質問に 、
「ファンに理由なんかありません」 と。
本当にカッチョイイ。

LLPWの後楽園大会には可能な限り観戦に行かれていたそうです。

その際、風間社長が前もって指定券を贈っていたとのことで、

堺屋氏が都合がつかない時は送り返し、

観戦する場合は会場でチケット代を社長に支払っていたとのことでした。
写真週刊誌に、リングサイドで観戦している堺屋氏の写真が掲載されたこともありました。

その写真週刊誌、博士も読んだ記憶があります。

 ――堺屋さんはホントに理想的なプロレスファンだとずっと思ってるんですよ。
尾崎 うん、すごくいいファン。だってチケットもいまだに買って入ってきますからね。
――どんなに偉くなっても実券を買って。
尾崎 うん、だから買うの遅かったら平気でうしろにしてるよね(笑)。でも、あの人もタダで入ろうと絶対しないんで。そこはちゃんとわきまえてるというか、ふつう偉い人だったらタダで入ろうとするじゃないですか。
――団体側も仲良くしといて損はないし、普通「どうぞどうぞ」ってなりますよね。
尾崎 そう、お互いそれは絶対にしないの。(中略)
――理想のヲタというか、理想の応援活動ですよね。適度な距離を保って、ちゃんとお金を払って、力になれることは力になるという。
尾崎 絶対に出しゃばらないし、偉ぶらないし。
――俺がやった感は全く出さない。

(白夜書房「BUBKA」2016年6月号)

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