勇気が伝播 生命の授業の可能性

順調すぎるほど順調に成長の階段を昇り、

当然のように、

2020東京五輪では“主役”のひとりになるだろうと期待されていた、

水泳日本代表の池江璃花子選手が

自らのツイッターで「白血病」を公表。

日本中に衝撃が走った。

池江選手本人がいちばん衝撃を受けているのは間違いない。

あのツイッターの文章は、

的確な状況説明で、自分の気持ちに正直で、冷静で、

それでいて、前向きで、

誰もが応援したくなるような完璧なものだった。

実際には、「白血病」を公表するだけでも、

大変な決断だったと思う。

練習が出来なくなる不安の方が大きかったはずだ。

なにが、

池江選手を、「白血病」と向き合う勇気を与えたのか。

先日の朝の情報番組で、血液内科専門家・久住英二医師が、

池江璃花子選手の高校で、

”生命の授業”を行ったことがあるとチラッと話していた。

ガンを克服した方たちが、その体験を通して命の大切さを訴えたらしい。

憶測ではあるが、

もしかしたら、

それの影響もあったのでないかとーー

先日のブログ「循環器病対策基本法」の中で次のように記した。

『今回の基本法成立により期待される効果が大きく三つある。

一つ目は、予防教育が進んでいく点。

脳卒中や心臓病は予防効果が大きく、

塩分や脂肪分を抑えた食生活や運動によってリスクを軽減できる。

こうした正しい知識を義務教育などで普及することは、

将来的に循環器病を減らすことに直結する。』

学校での教育が進めば、

将来的な予防の効果があり、病気が減らせると。

だが、学校での”生命の授業”は、

予防だけでなく、

実際にがんなどの病気になった時に、

必要以上の不安を取り除き、

病と向き合う勇気をもたらすのではないだろうか。

これから始まる白血病との戦い。

池江選手に限らず、私たちはまだその厳しさを知らない。

現実の厳しさ、思った以上に長い期間が奪われるかもしれない、

その時間の長さを受け入れ、

向き合う苦しさをこれから実感するだろう。

そんなときに支えになるのは、

知識とがんを克服した人の体験、勇気と希望ではないだろうか。

池江選手の勇気と希望は、

すでに、

世の中を変えようとしている。

骨髄バンクに問い合わせ急増

池江選手の白血病公表で反響

競泳の池江璃花子選手が白血病と診断されたと公表したことを受け、

日本骨髄バンク(東京)に

「ドナー登録をしたい」などと問い合わせが急増している。

同バンクはツイッターで

「まだまだドナーは足りていません。皆様のお力添えをお待ちしています」と呼び掛けている。

日本骨髄バンクによると、

公式HPからの資料請求は平均一日5.6件だが、

池江選手が白血病を告白した12日は50倍近い270件に上った。

白血病は、抗がん剤による化学療法が中心だが、

骨髄などの造血幹細胞移植が必要と判断される場合もある。

骨髄の提供を希望するドナーは、

献血ルームなどで申し込み書に記入し、2ミリリットルの採血をすれば日本骨髄バンクのデーターバンクに登録できる。

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競泳女子日本代表の池江璃花子(18)が

白血病と診断されたと12日、自身のツイッター上で明らかにした。

応援してくださる皆様、関係者の皆様へご報告があります。

日頃から応援、ご支援を頂きありがとうございます。この度、体調不良としてオーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果、「白血病」という診断が出ました。私自身、未(いま)だに信じられず、混乱している状況です。ですが、しっかり治療をすれば完治する病気でもあります。

今後の予定としては、日本選手権の出場を断念せざるを得ません。今は少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います。これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。

池江璃花子

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白血病と診断されたことを公表した競泳女子の池江璃花子(18)=ルネサンス=が13日、ツイッターを更新。「昨日からたくさんのメッセージをありがとうございます」と、感謝の思いをつづった。 日本中に衝撃が走っているが、「ニュースでも流れる自分の姿に、まだ少し不思議な気持ちにもなります」と正直な思いを吐露。さらに、「私は神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています」と、病に立ち向かう姿勢を示した。

2020年の東京五輪では金メダルも期待されていた水泳界のエース。だが、「もちろん、私にとって競泳人生は大切なものです。ですが今は、完治を目指し、焦らず、周りの方々に支えて頂きながら戦って行きたいと思います」と、決意をつづった。

池江のコメント全文は以下の通り。

「昨日からたくさんのメッセージをありがとうございます。ニュースでも流れる自分の姿に、まだ少し不思議な気持ちにもなります。

そんな中でどうしてもお伝えしたく、更新させていただきます。皆さまからの励ましのメッセージの中に「骨髄バンクの登録をした」「輸血、献血をした」など、沢山の方からメッセージをいただきました。私だけでなく、同じように辛い思いをしてる方達にも、本当に希望を持たせて頂いています。

私は神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています。もちろん、私にとって競泳人生は大切なものです。ですが今は、完治を目指し、焦らず、周りの方々に支えて頂きながら戦って行きたいと思います。

しばらくの間、皆さまに元気な姿をお見せすることができないかもしれません。そしてしばらくの間、私も皆さまと同じく応援側に回ります。引き続き、トビウオジャパンの応援、支援、そしてたくさんのさまざまな応援、支援をよろしくお願い致します。

あらためて皆さまのメッセージと御協力に心から感謝します。必ず戻って来ます。池江璃花子

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