『トクサツガガガ』が描く今と云う時代

先月の「“エア”・サクライザー新聞折り折り作業」は、

#Jマスコット総選挙 #ヴァンくん の応援の御礼と振り返り、

「甲州戦記サクライザー8」撮影報告、

JRスタンプラリー攻略法、

ダムの揚水発電の仕組み、

日本と中国の産業構造の違い等話題豊富でしたが、

盛り上がったのは、

NHKの『トクサツガガガ』やゾンビの今日的意義でした。

博士も折りに触れてツイートしてました(笑)

「甲州戦記サクライザー ショー」に携わるようになって、ヒーローはお尻が生命だと知った。女子たちから注がれる視線。サクライザー独特のものかと思ったら、各地のヒーローショーもそうであることを後に知った。そして、このテーマは避けては通れないコトを、今日も再確認した(笑)#トクサツガガガ

“いい歳こいた大人が、キャラクターショーは、「見苦しいよね」”って北代さん云うが、「甲州戦記サクライザー ショー」には、お婆さんが一人で見に来たりしている。ある種“好きな物に年齢や性別は関係あるかいっ!”を地で行っている。それが、山梨県外の人には不思議に見えるらしい。#トクサツガガガ

わ~楽しそう。この乗り。そうそう、ロケは、いつもそんな感じ。現場力が試されている。出たとこ勝負!それが「甲州戦記サクライザー」だ(笑)

#トクサツガガガ

北代さんの魅力が分からないとは……ダミアンも、まだまだ子どもだな……って子どもか(笑)#トクサツガガガ

「じゃかましい、クソババァ」。やべえ、主人公が、ブチ切れちまった。こんなエンディングでいいのか!すごく良い。かなり熱い!人には譲れないもの、大切なものがある。何人たりとも、踏みにじって良いワケがない。けど、私もわかってるよ“独り”の意味。かなり深く突き刺さっている。#トクサツガガガ

「30過ぎても、ずっとろくでもないことしていくつもり?」

返す言葉もありませんが、チーム・サクライザーには、10代~50代、60代まで切磋琢磨してます。年齢を重ねるほど、味があるんだなぁ(笑)社会のオアシスだったりして。過程はどうあれ、最後に分かり合える親子であって欲しい。#トクサツガガガ

『トクサツガガガ』の今日的意義といえばーーー

NHKの「ドラマ10」枠(金曜夜10時枠)といえば、

視聴率は決して高くないものの、

『女子的生活』や『透明なゆりかご』といった話題作を次々と生み出しており、

SNSにあふれる感想からは、数字では測れない熱量を毎回感じさせる。

作品自体の完成度もそれぞれ高く、

『女子的生活』は主演の志尊淳が第11回コンフィデンスアワード・ドラマ賞の主演男優賞と第73回文化庁芸術祭賞放送個人賞(テレビ・ドラマ部門)を受賞。

『透明なゆりかご』は第73回文化庁芸術祭大賞(テレビ・ドラマ部門)を受賞している。

『女子的生活』ではLGBTQ(性的少数者)、

『透明なゆりかご』では未成年の妊娠や中絶の問題を描いており、

同時代的なテーマを丁寧に扱う社会派テイストが高く評価されている。

そんなNHKの「ドラマ10」枠が今回描いているのが、

『トクサツガガガ』が描く女性オタクの悩み。

『トクサツガガガ』は、特オタ(特撮オタク)のOL・仲村叶(小芝風花)を主人公にしたドラマ。自分の趣味を隠して暮らす叶が会社の同僚や母親にオタバレ(オタクであることがバレること)することにオドオドしながらも、同じオタク趣味の仲間を求める姿をコミカルに描いているのだが、話数を重ねるごとに一筋縄ではいかない深みを見せている。

もともと、オタクを主人公にした作品は、テレビドラマでは定期的につくられており、その多くは恋愛に奥手なオタク男性を主人公にした恋愛ドラマだった。

代表作は、2005年の『電車男』(フジテレビ系)。女性と付き合ったことのないオタクの青年が電車の中で酔っ払いにからまれている女性を助けたことから始まる本作は、匿名掲示板「Aちゃんねる」の住人(名無しさん)に恋愛相談をしながら進んでいく独自の展開が話題となったが、今の視点で見ると、オタクというだけでここまで差別的な目線を浴びせられないといけないのか? と感じる。

恋愛も結婚もせずに趣味に没頭している内向的な男性はバカにしてもいいという風潮が、当時は支配的だった。しかし、たとえば先日まで放送されていた『ゆうべはお楽しみでしたね』(MBS)は、オンラインRPG『ドラゴンクエスト10』(スクウェア・エニックス)で知り合った男女がひとつ屋根の下で暮らすことになるラブコメで、主人公は内気なオタク男性だが、オタクであることに対する差別はだいぶ薄くなっている。

だが、これはあくまで男性オタクをめぐる状況で、『トクサツガガガ』で描かれる女性オタクの状況は、また違う切り取り方をされている。

第1話で、叶は自分が特オタであることをひた隠しにしようとしながらも、趣味を共有できる仲間を求めて、同僚とのカラオケで特撮番組の主題歌を(特オタであることをうまく隠して)歌ったり、キャラクターグッズを目立たないかたちでカバンに付けることで(理解してくれる同好の士に向けて)サインを送ったりしている。

1話の時点では、オタクエピソードとしては、ちょっと弱いかな。趣味をひた隠しにするオタク女子の気持ちが伝わるか心配だった。同好の士が欲しいという悩みも、ネットを使えば簡単に集まるのではないかと感じ、今の時代とズレているのではないかと思われた。

しかし、2話以降、主人公以外の女性オタクが登場するようになると、本作のやりたいことがわかってきて印象が変わっていく。たとえば、叶の同僚の北代優子(木南晴夏)はローカルアイドルグループ・ビーボーイズのオタクで、その趣味がバレたことで前の職場にいづらくなった過去を抱えていた。断然、北代さんが良いのだ!

北代には、みやびさん(吉田美佳子)という女子大生のオタク友達がいる。彼女は自分の趣味を隠さない明るい性格で、彼女が北代の同僚に趣味の話をしたことで気まずい関係になっていたのだとのちにわかるのだが、北代とみやびの違いを通して、同じオタクでも趣味を公言している人もいれば隠している人もいて、考え方は人それぞれなのだということが描かれているのだ。

女性の生きづらさと社会の多様性を描く意欲作

叶を演じる小芝風花は『女子的生活』にも出演していたが、あのドラマは性の問題を通して人間の多様性を描いていた。この『トクサツガガガ』も同じように、オタクを通して人間の多様性を描いているといえるだろう。

第5話では叶の過去が描かれており、小学生のときに黒いランドセルが欲しかった叶が、母親から“女の子らしくない”という理由で拒絶されたことが心の傷になっていることがわかり、それが特撮番組という男の子向けのオタク趣味を持つ叶の現在と重なってくる。

作中には、任侠さん(竹内まなぶ)という、女の子向けアニメ『ラブキュート』を愛好する強面の男性も登場する。つまり、叶も任侠さんも、単純に好きなオタク趣味がジェンダーの問題となって生きづらさを抱えているのだ。社会が求める男らしさ、女らしさと自分の好きなオタク趣味が衝突してしまうなか、叶たちはどう生きていくのか?

描写はコミカルだが、描かれているテーマは実にハードである。本作もまた、「ドラマ10」が描いてきた女性の生きづらさと社会の多様性というテーマを描いた意欲作だといえよう。「トクサツガガガ」は、今を語る上で、外せないテーマなのだ。

2月13日に放送された第4話では、同時間帯に『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)で映画『ラ・ラ・ランド』が地上波初放送されたにもかかわらず、ツイッターのトレンドで「トクサツガガガ」がトレンド1位を獲得するという事態となった。

「てれびきっず焼き芋事件」とカチカチ山

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コメント

  1. あづみ より:

    あのお母さんの最後の表情から感じたのは、今はなんとなく理解しててもまたあーだこーだと言ってきそうってことでしょうか。まあ、実体験ですけど。実家の母親がそんな感じなんで。ヲタを理解してくれとは一度も言ってませんけど。

    主題歌の動画がYou Tubeにありますが、最初は動画でええっ!となりその後ちゃんと歌詞を見ると、うん、そうそうって思います。ぜひご覧ください。ゴールデンボンバーで探せばすぐわかるのではないでしょうか。もし鑑賞済みでしたらごめんなさい。

    ドラマ10は本当に素敵な作品多いですね。次はなんだろう。
    またこんな出会いがあるといいですね。
    ヲタ女子はいっぱい知ってますが、みんなキラキラしてますよ。
    それにリア充ももちろんいますから。

    コミケで売り子ちゃんのお手伝いしてましたが、あんなジャニ系の素敵な男子なのに、ヲタなんだねえ、でもってロリヲタなのか・・・・残念だなとよくサークル列を見ながら友人と話してました。自分たちの事は棚のとんでもなく上に置いといてよく言うわって感じですね。