福島の希望の光

【第10回】福島の希望の光

メールマガジン【別冊ロボズラー通信】より

昨日のメルマガの
宮城ヒーローサミットのエピソードは、
何年か前の
山梨県立谷村高校(現:都留興譲館高校)の講演の時も紹介した。

『山本四郎博士講演会』と銘打たれた講演会は、
高等学校でのキャリア教育推進の一環で行われた。
全3回の内容で、
第1回目は、NHK「まるごと山梨」キャスター・早川美奈さん。
第2回目、第3回目を山本博士が務めた。(各1時間半!)

「甲州戦記サクライザー」誕生までの歴史や、
“スクール・ヒーローを考えよう”
(自分たちのヒーローを考えることで、
地域や学校の魅力を考え、
それをキャラクター化することで
情報発信的思考を養う)

博士の考えるご当地ヒーローの定義は、
●オリジナリティーがあること。
●地域の文化や伝統や産業を背負っている。
●地域の人が誇りに思えること。

宮城ヒーローサミット。
参加した、小さな女の子がいた。
ヒーローたちの姿に感動した彼女は、
自分もヒーローになりたいと思った。

そして、
ヒーローを立ち上げた。
彼女の家族を巻き込んで立ち上げたのだった。

励まされていた女の子が、
今度は、
励ます側に立ったのだった。

この意識の変化の意味は大きい。

励まされる側から
励ます側に。
その時、
人は強くなる。
幸せを手に入れることが出来る。

■ ■ ■

チーム・サクライザーには、
福島から避難してきた女の子がいる。

突然、
住み慣れた土地から離れ、
家族から離れ、
仲の良かった友達とも離れ、
山梨にやってきた。

“なんで私だけがこんな目にあわなければいけないのか”
中学生だった彼女は思った。

山梨の中学のクラスメイトに、
チーム・サクライザーの女の子がいた。

彼女に誘われ、
チーム・サクライザーのアクションの練習に通うようになった。

元々彼女は身体が弱く、
学校も休みがちだった。
薬も手放せなかった。

それが、
練習に参加するうちに、
学校も休まなくなり、
薬も飲まなくてよくなった。
サクライザーショーのアクションで活躍するようになった。

そして、
彼女の故郷・福島白河のイベントに
「甲州戦記サクライザー」が招かれ、
「サクライザーショー」の舞台に立った。

まさに、凱旋公演。

すっかり元気になった
彼女の姿を見て、
驚いたのは、
久しぶりに集まった
彼女のかつての同級生だった。

“山梨に来て本当に良かった”
いま、彼女は云う。

最近は、
福島の原子力発電所の問題で、
全国でいじめが話題になっている。

私は、
彼女こそが、
福島の希望の光だと思っている。

心ひとつで
どんな環境も変えられる。

新しい地で、
新しい出会いがあって、
新しい可能性が開いた
そんな彼女の姿こそが、
大変な思いをしている
福島の人達に希望を送れるのだと思う。

以前、

小淵沢で行われた
八ヶ岳ホースカーニバルの
「甲州戦記サクライザーショー」には、
そんな彼女の姿を求めて、
福島のテレビ局から取材が入ったことがある。

■□■

高校生相手の講演は難しいと覚悟していましたが、
「生きる」ことの意味を
真剣に考えてくれた。
手応えを感じた講演になった。
高校生達に感謝。

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