『そうだ!「吉田の火祭り」に行こう 』の続きです。
前編と併せてお読み頂けると、幸いです。
土地勘のない、
遠くのお祭りに行くのに気になるのは、
なんと云っても、
駐車場の確保だ。
どうせ混むから等と思ってしまうと、
戦う前から諦めムードになってしまう。
行けば行ったで、なんとかなる位の感覚でないと。
博士には、
ロボズラーが付いているから。
「吉田の火祭り」、
検索すると、
小学校(200台)が駐車場とあった。
松明の点火が18:30.
1時間半前に小学校に着いたが、
予想通り、既に校庭は車でいっぱいだった。
“必ずスキがどこかにあるはずだ!”
グルグル校庭内を回って、
駐車スペースを確保する。
そこから、歩く。
土地勘がないから、
どっちへ行けば良いのか分からなかったが、
とりあえずは、
人の後を付いて行く。
急に人がたくさんいる所に出た。
* * * * * * * * *
まさかき台、太鼓、神輿、富士御影。氏子参列者と整えて出立となります。神輿の行列は、定められた道順に従い、御旅所(おたび じょ)であるコミュニティーセンターへと向います。
神社を出発した2台の神輿は、明神神輿が先頭で御山神輿が後に続きます。先に進む神輿は必ず明神神輿で、御山神輿は決して追い越したりしてはいけない決まりがあります。御山神輿は休みで止まるときに地面に「ドスン」と三回落とす決まりがあり、荒っぽく担がれるのが特徴です。
日が落ちて暗くなってくると、タイマツが灯される表通りは、通行止めとなります。2台の神輿は、上宿交差点から休みながらゆっくりとした速さで御旅所のある上吉田コミュニティーセンターへと向かいます。
* * * * * * * * * * *
そこが、
北口本宮冨士浅間神社を出発した神輿が到着する
御旅所(おたび じょ)上吉田コミュニティーセンターだった。
時間になり、
次々と神輿の皆さんが到着した。
大人数で迫力があった。
その時だった。
振られた拍子に、
神輿の担ぎ手と沿道の観客が接触したのだ。
観客は神輿と壁に挟まれる形になった。
神輿は生き物だから、
そんな場所に座り込んで見ている方がどうかとも思ったが、
神輿が通り過ぎた後、
担ぎ手のリーダーと思われる男性が謝りに来た。
その動きが“粋”で、カッコ良かった。
的確な判断と動き。あ~祭りの男はカッコいいのだ。
御神輿を届けて担ぎ手たちが帰って行く際に、
提灯を持って先導した若い衆は、
神楽の舞台の脇に身を潜め、
担ぎ手たちが通るたんびに、
「ありがとうございました!」とあいさつをしていた。
リスペクトしている姿が、カッコいいんだよなー。
歴史が染み込んでいる。
メイン通り下に下り、
そこからバックして上に向かった。
いったい、このお祭りはどこまで続いているのかーーー。
やがて、
露店などが無くなっても、
車の通行止めは続き、
家々の前には井形に組んだ松明が燃やされていた。
根拠もなく、歩き続けると、
北口本宮冨士浅間神社に着いた。
真っ暗な参道に、
松明が燃えていた。

北口本宮冨士浅間神社

北口本宮冨士浅間神社
北口本宮冨士浅間神社は、
21:00頃の景色です。
長い参道も真っ暗なので、
段差があり、
足元注意でした。
夜の「北口本宮冨士浅間神社」は、
他では味わえない、
なんとも云えない雰囲気があって、
とても良かったです。