
動物愛護デー
昨日は、
昭和町体育館で
『動物愛護デー』のイベントで、
「甲州戦記サクライザーショー」がありました。
”殺処分”ーーーいやな言葉です。
ショーの中で会場の皆さんに聞いてみました。
「100匹ぐらい」、
そんな声が聞こえました。
実は、山梨県内では、
年間1700~1900匹の犬や猫が殺処分されています。
サクライザーショーの内容も、
人間の身勝手さを暴き、
殺処分を減らそうというもの。
今回の動物愛護デーのテーマ:『飼うと決めたら一生一緒! 』
この種のイベントに参加される方は大丈夫とは思いますが……
そんな事があった翌日、
仕事で回っていると、
甲府市内のそのお店にはネコ達がいた。
それも、一匹二匹ではなかった。
お店の人に聞くと、
野良猫たちを世話しているのだという。
「上にも(ネコが)いるんです」
このお店では、
10匹ほどのネコたちのお世話をしていた。
「ありがとうございます」
思わずお礼の言葉が出た。
ちなみに、
「サクライザー新聞」には、
『保護活動者(非法人)ノーモア アーリーキャッツ』を紹介しています。
NO MORE ALLEY CATS (ノーモア アーリーキャッツ)は、
山梨県笛吹市を中心に、
殺処分される野良猫を増やしたくないという願いで作られた個人ボランティアグループです。
地域、企業、行政と相談し、餌やりなどで増えてしまった飼い主のいない猫を
○捕獲し→トラップ【Trap】
○不妊し→ニューター【Neuter】
○元いた居場所に戻す→リターン【Return】
【TNR】して増やさない。という活動をしています。
そこのHPにありました。
楽しい事だけではありません。
ペットを飼う心構えはできていますか?
住環境・家族の同意を確認しましょう
ペット不可の住宅でペットを飼う事は絶対に避けましょう(ペットのおうちのユーザーは絶対禁止です)。 集合住宅の場合、ペットの飼育について制限がある場合が殆どですので、規約や契約書を確認し、許可される範囲内で飼育しましょう。 内緒で飼育している事が発覚した際の近隣トラブル・転居等で最も不幸な思いをするのは飼い主ではなく、ペットです。 一人の無責任な行動で、ペット愛好者すべてのモラルが問われると同時に、ペットが生活しにくい世の中に向かって行ってしまいます。
ペットのおうちでは家族全員の同意が無ければ里親になってはいけないというルールになっています。 家族全員の同意がないままに飼育する事は、ペットにとって不幸な環境です。自身の満足を優先するのではなく、ペットの幸せを第一に考え行動しましょう。
ペットを飼うことができるライフスタイルかどうか確認しましょう
犬・猫は、長時間の孤独に耐える事ができません。特に犬は単独で生きる生き物ではない為、留守番時間が長いとストレスで問題行動を起こしたり、健康を害すことも少なくありません。 猫は「孤独をそれほど苦痛に感じない」という傾向にありますが、それでも飼育環境やその子の性格によっては留守番が苦手な猫もいます。 犬については犬種により適切な運動を毎日させる必要があります。毎日30分、1時間の散歩が欠かせない犬種もいます。 長毛種はブラッシングも欠かせません。数日おき、あるいは毎日ブラッシングをしないと毛玉ができ、皮膚の病気になってしまうこともあります。 これらのケアは、ペットが亡くなるまで毎日続ける必要があります。
ご自身のライフスタイルがペットの飼育に向いているかよくお考えください。ライフスタイルを変えなければ、ペットを不幸にしてしまうかもしれません。
いつも健康とは限りません
健康なペットもいつどのような病気になるか分かりません。また、高齢期を迎えたペットは人間同様、介護が必要になるケースも多々あります。 介抱・介護が必要になった際、お仕事をされている方は手に負えなくなってしまう事も考えられます。 また、あなた自身も常に健康とは限りません。いざという時、どうするかを予め考えておかなければなりません。
予定外の出費も十分に考えられます
ペットが病気になった際、介護が必要になった際には、時間だけでなくお金も必要になります。急病で十万単位の手術費用がかかる事も珍しくありません。また、慢性疾患の場合は長期的な治療費やお薬代が必要になるでしょう。 ペット保険等に入っていない限り、ペットの治療費や薬代は保険がきかず、人間が病気になった場合よりも高額になる事を覚悟しておかなければなりません。 経済的にある程度の余裕が無ければ必要な治療を受けさせてあげる事も困難になってしまいます。 お金がかかるのは病気の時だけではありません。旅行に行く際、ペットホテルに預ける必要があればその費用もかかります。長毛種であればトリミングの費用も定期的にかかります。 あらかじめどの程度のお金がかかるのか同種のペットを飼育した経験がある方に相談してみる事をお勧めします。
覚悟をもって里親になりましょう
前述の内容は、ごく当たり前の事ですが、実際に自分自身の収入や生活環境、健康に100%保証のある人は存在せず、未来は誰もが予測できません。 よって、「絶対に大丈夫」などという事は現実的にはありえないと思います。しかし、これらを理解した上でペットを飼育する事は非常に大切であり、 仕事や家庭・健康の問題で選択を迫られた際、ペットの幸せを考えた上で選択する覚悟を持って里親になっていただければと考えています。
「一度飼い主を失ったペットには、二度と同じ思いをしてもらいたくない」
ペットのおうちで里親募集されているペットは、何らかの理由により飼い主を失ったペットがほとんどです。 ペットは単独で生きて行ける自立した動物ではなく、そのストレスや寂しさ、不安は計り知れないものがあります。 あなたが里親になった時、時間が必要かもしれませんが、ペットはあなたを親・家族として信頼し、 新しいおうちや家族を得られた事に幸せを感じるようになるでしょう。 私たちは、そんなペットに二度と同じ思いをしてもらいたくありません。 覚悟を持ち、ルールを守り、素晴らしい里親になっていただけることを切に望んでいます。
『飼うと決めたら一生一緒! 』
未来の使者に、「サクライザー新聞」を手渡す山本博士
小さなお友達との大切なひととき